金曜日, 5月 11, 2012

学びの空間のデザイン 説明


学びの空間のデザイン 説明

これは、みなさんが一番関心のあったテーマですね。みなさんは学校というとどんな空間をイメージされますか。標準化された教室が廊下に沿って一列に並ぶ形式は、兵隊の宿がイメージされているということですね。それは、一斉授業をするのに一番効率が良いように、ということでした。

しかし、オープンスクールという形式が80年代から見られた、とあります。オープンスクールというと、学生募集のイベントのように聞こえますが、違いますね。

<写真>

おもしろいことに、画一的なものはいやだ、といってオープンスクールが増えると、これまでの授業のやり方では不都合が生じた、空間の変化により方法も変えないといけない、ということが面白いですね。

確認問題
1 自分自身の学校生活を思い出してみよう。愉快に感じられたり、わくわくしたりしたのは、どのように過ごしたどのような場所だっただろうか。

グランドや体育館裏

2 学校改革としてのオープンスクールは、日本の学校に何をもたらしただろうか。また、
それが行きづまった原因はどこにあっただろうか。

80年代の日本におけるオープンスクールは、画一化された一斉授業の廃止と学習の個別化・個性化を推進する愛知県緒川小学校のように、物理的空間の改革と授業改革により新たな教育のあり方を模索するきっかけとなった。しかし、オープンスクール建築の画一化や空間を活用する教育実践の改革が伴わず形だけの取り組みに陥った点に行き詰まりの原因がある。(165字)

3 学校建築や内部空間のデザインという点で、このユニットで触れていること以外に、必要だと感じられたり、試みる価値があると考えられたりすることはないだろうか。自由にアイディアを出してみよう。

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