木曜日, 1月 04, 2007

全日制高等学校校長のリーダーシップのエスノグラフィー

全日制高等学校校長のリーダーシップのエスノグラフィー
大野裕己
教育経営学研究紀要、1997、第4号、93-104

https://qir.kyushu-u.ac.jp/dspace/bitstream/2324/758/1/KJ00000042600.pdf

はじめに
 プロフィール
・ H校長の経歴、教員の周辺インタビュー
・ 学校の概略、大都市近郊、生徒数、教職員数(いつ時点で)、大規模校、創設時された背景
・ H校長の赴任時の状況と課題
・ 考察のポイント 「新設校から伝統校へ」というスローガンの下、どのように「新しい学校文化」を形成しようとするのか。さらにこの校長が、20年の実績による「2番手進学校」としての偏った「伝統校」意識に立つ教職員集団や生徒の「古い学校文化」に対して、いかにチャレンジしているかを分析することにある。

H校長の一日の行動
H校長のワーク分析
H校長のコミュニケーションの意味分析
 H校長がその組織化の戦略として、まず教頭、事務長を含む管理職3人の連帯を強めて取り組んでいこうとしていることが意識される。テクニカルな組織戦略をもっていることが伺える。
 学校とは本来的には理詰めで動く機関であるので、だからこそ不断の屈託ない会話において校長と他者との「情」をつないでいくことが、一方では重要であるとの認識を持っている(9;22 観察者との対話)
 「意図的に3人そろって校門を出る」
 H校長のリーダー行動は、組織戦略としての管理技術的な側面と、教職員の情緒的な絆を結ぶ文化的な側面の双方を持ち、H校長はこの2つの側面を調和的に表出できていると考えられる。

リーダー行動の場面分析
まとめ
https://qir.kyushu-u.ac.jp/dspace/bitstream/2324/758/1/KJ00000042600.pdf

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