金曜日, 11月 24, 2006

身体に障害のある人にとってのスポーツの意義

医療技術の進歩に伴って障害者の寿命が大幅井延長してきた。障害者の高齢化が進むに伴い、種々の二次的障害やいわゆる生活習慣病の多発が新たな、しかも重大な問題として顕在化し、それらを防ぐ意味での身体運動の必要性が高まってきた。身体に障害のある人にとって健康・体力の保持増進を目的とした身体運動の必要性は健常者以上に高い。身体の一部に障害があると日常の身体活動量や基礎代謝の低下があり、健常者に比べて、冠動脈疾患や耐糖能異常を起こしやすいことが指摘されている。
身体障害者がスポールを行う意義は、こうした運動機会を増やすこととともに、社会への融和もあるといえる。例えば、車椅子ポロや車椅子バスケットボールなどのチームスポーツは、障害者も健常者も同じルールのもとに競い合うことができることから、お互いが理解しあい、また障害者が自信を深めるのに最適と考えられる。

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